阿蘇山チャレンジ2011
(北側からアプローチ)

Date:2011/10/12


スタートはJR阿蘇駅前の「道の駅あそ」の駐車場です。駐車場近くの温度計は16℃を示していました。
福岡の自宅から車で2時間かかりました。ここで自転車を組み立て、トイレを済ませて出発です。空はきれいに晴れ上がっていますが、遠くの山々はガスでちょっと霞んでいます。

阿蘇山チャレンジへ向け、九千部山や米山、そしてショウケ越えなどでトレーニングを積んできましたが、今日は、どうにかなるでしょう。
車は、ここまで同乗してきたツレが山頂まで運転してくれます。次の合流地点は草千里展望所の予定です。チャレンジの相棒は、走二郎こと、ばらもん26HEツーリングです。

すぐに国道57号線を横切ります。
阿蘇山ロープウェイ駅の近くまで県道111号線(阿蘇吉田線、愛称・阿蘇パノラマライン)を走ります。
スタートして坊中野営場入口までは両脇に森がひろがり、その後から牧場(牧草地)が続くようです。県道298号線と合流して、草千里展望所までが最も勾配が急で、本日一番の頑張り所になる予定です。
でも、はやる気持ちを抑えて、ゆっくりペースでスタートです。途中で写真もいっぱい撮るつもりです。


市街地を抜けると道路の両脇に杉林が広がり、木陰をつくってくれます。 路側帯も広く、交通量も少ないので、安心してゆったりと上っていくことができます。路線バスも通っているようで、時折りバス停を見かけます。

交通量が少ないのは平日のためだと思われますが、阿蘇山を登りたいと思った時、一番気になったのが観光バスの交通量でした。車幅の広いバスがしょっちゅう離合する道路を自転車で上って行くのは、ちょっと辛いので・・・。そういう面では、平日を選んだのは大正解ですね。

気候的にも丁度良いくらいで、まだまだ私の晴れ男は続いているようです。

阿蘇ユースホステルの前で外国人の旅人とエールをを交わしました。彼らはいつものごとく大きなバッグを担いでいます。

左の写真は、カドリーロードとの合流点ですが、まだまだ杉林が続いています。右側に最初の牧場(牛の放牧場)が見えてくると、道路の勾配は緩やかになります。ついペースが上がりそうになりますが、まだ先は長いので抑えて、抑えて・・・。

緩やかな勾配は坊中野営場入口付近まで続きました。

坊中野営場入口(バス停もありました)を過ぎると、右側の杉林が途切れ、牧草地が広がってきました。

次第に阿蘇らしい景色に変わっていきます。

阿蘇いこいの村へ続く道路の分岐点(合流点)です。ここまで4.8km。
左側にガスにかすんだ根子岳が見えてきました。

これから先は道路の両側に牧草地(放牧地)が広がってきます。


標高の低い場所に牛や馬の放牧場があり、標高が上がるにつれて牧草地に変わるようですね。
黒い牛や赤い牛(これがきっと肥後の赤牛なんですね、見た目には赤牛というより、茶色牛に見えますが・・)、馬(馬刺し用?)もいます。
標高が上がっていくにつれて放牧された牛/馬の姿は見えなくなっていきます。
牛ちゃんは、まだまだフロントギアはセンターで頑張っています。


ゆるやかな勾配がず~っと続いています。
勾配が平均的なので、思ったより楽に走ることが出来ています。

道路の両脇には木の柵が続き、白くなったススキの穂は秋を感じさせます。

道路わきに建つ「駐蹕之址(ちゅうひつのあと」(「駐蹕」とは、天子が行幸の途中で一時乗り物を停められることらしい)石碑の前で記念撮影しました。

眼下には阿蘇市街や外輪山が広がっていて、心地よい風が吹き抜けていきます。時折、上ってきた道を振り返ると、草原の間に道路が続き、家々が小さく見えます。

けっこう上ってきたな~、なかなか良いペースで上れています!。

長~いストレートが続く場所は、行く先を見ずに道路わきの景色や路面を見ながら走ります。

少しずつしか近づかない行く先を眺め続けるのはきついもんね。

右手の草原のど真ん中に「米塚」が見えてきました。高さ80mの小さな山ですが、れっきとした火山で、頂上のくぼみは噴火の名残りらしいですよ。

汗をかいた後で日陰に入る、とちょっと寒いくらいです。

県道298号線・阿蘇公園下野線との合流点です。ここまで9.8kmです。ここから草千里展望所までの2.7kmが、今日のルートでは最も勾配がきつい区間です。気合いを入れ直して走りますが、交通量も増えそうです。

上り始めてすぐの工事現場の先から勾配がきつくなったので、無理をせずにフロントをイナーに落しました。粘りだ、粘り!。

道路の両脇には木々も生えていますが、道路に木陰をつくるほどはなく、ちょっと暑くなってきました。

道路わきの側溝が気になります。路側帯が狭いので、ちょっと気を抜くと側溝?。

この区間は路側帯は広くは無いうえに、側溝が迫っていますが、想定したほど交通量が多くなかったのは幸いでした。

県道298号線・阿蘇公園下野線との合流点から、路面が少し荒れてきました。

草千里展望所の案内板が見えてきました。もう少しで今日の最大の難関をクリアできそうです。

案内板が見えて一気に元気が出てきました!。

草千里展望所でちょっと休憩を兼ねて記念撮影。展望所からは緑豊かな草千里と噴煙をあげる中岳が目の前にど~んと広がっていますが、ここまでくれば、山頂までもう一息です!。

ツレはここで景色を見たり、山々の写生したりして、待っていてくれました。
草千里展望所は多くの観光客で混雑していたので、すぐに出発しました。

草千里展望所からしばらく下りが続きます。

快調に下っていると、写真を撮るのを忘れてしまいそうです.

視野が開け、正面に阿蘇山ロープウェイ駅が見えてきました。 左側には阿蘇山人工スキー場跡のリフトの残骸が建っています。

最後の分岐点です。県道111号線は、ここから右へカーブし、白水温泉方面へと下っていきます。ここまで15.1kmです。この信号を道なりに左方向へと進むと、すぐに阿蘇山ロープウェイ駅です。

阿蘇山ロープウェイ駅の前に到着しました。ここまで15.5kmです。

ここから山頂まで、阿蘇山公園道路(有料)に沿って続く遊歩道を上りますが、歩行者には十分注意しましょうね。

赤茶色い部分が山頂へ続く遊歩道です。阿蘇山ロープウェイ駅前から山上駐車場まで1.5kmほどでした。一部には急坂もあるようですが、ここまで来たんだ、絶対に上り切るぞ~!。
自転車で最後まで上り切るつもりでしたが、途中の急坂部分が階段になっていました。多分、路面凍結時に観光客がスリップ/転倒するのを防止するためでしょう。ここは押すしかないですね。
階段のうえから山上駐車場までは、また自転車で走ることができました。


観光客(特に外国の方々)からの「頑張って~!」という声援を受けて、こちらも「Thank you!」と返します。

山上駐車場に着きました。ここまで17kmでした。
火口周辺は自転車の進入が禁止されているので、ここで記念撮影します。カメラマンは阿蘇山ロープウェイ駅前に車を駐車し、遊歩道を上ってきたツレです。
この後は、阿蘇山ロープウェイ駅前まで下って輪行準備し、車で田舎へ行き、野菜の手入れです(その後で、ゆっくりと三加和温泉に浸かりますが・・・)。途中で「あそ路」に寄って「たかな飯」と「だご汁」を食べる予定ですが、これはツレの希望です。ここまで付き合ってくれたツレには大感謝しないとね。
天気にも恵まれ、良いチャレンジになりました。満足、満足、多謝!。
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